チュンサンとユジン
初雪から始まったこの二人の初恋は、十年の時を経て、
白い雪が初めて降り、白い雪が解けるまでの冬の間に、運命の愛へと変わった
そして、再び別れなければならなかった二人・・・・。
「ある冬の日、ニューヨークで・・・・」
離れた二人の心の支えは、共に、「冬の訪れ」と「白く降る雪」
毎年必ず訪れる冬のように、二人の愛は、それぞれの心に留まり続ける
「会いたい、でも会えない・・・交錯する思い」
人は幸せな思い出だけを持って、生きていけるのでしょうか?
人は愛する人の幸せだけを願い、生きていけるのでしょうか?
「チュンサンへのユジンのひとり語り」
ユジンを見守ることしかできないチュンサン
そのチュンサンを感じ、ひとり話し続けるユジン
「チュンサン、私は元気です」
本当に言いたいこの言葉を胸に・・・。
「たとえ会えなくても、感じることができる・・・・」
「不可能な家」を作り出したユジンと
「不可能な家」を実際に建てたチュンサン
他の人たちからは理解もできない「不可能な」二人の愛
それは、二人にしか実現できない「不可能な」愛だから
「もうひとつの初恋、そして和解」
すべての初恋が成就する訳ではない
過去の痛みがよみがえり、泣きそうになる事もある
それでも今だから言える言葉もある
「結婚、おめでとう。兄さん」
影の国に閉じ込められた少年は、もうそこにはいない
「僕たち、幸せになろう」
「運命の愛、永遠の愛」
湖畔での結婚式
純白のウェディングドレスを着たユジン
その彼女の手をしっかりと握るチュンサン
そして・・・・、二人で踏み出す未来への一歩
「愛しています」
「永遠に愛し続けます」
きっと、わたしたちは
これから、冬の訪れを感じ、白く振る雪を見る度に、
チュンサンとユジンの愛の物語思い出し、胸を熱くすることでしょう・・・・。